循環未来デザインセンター

サーキュラーエコノミーの社会実装を先導する

経済社会の持続可能性への懸念が高まるなか、循環未来デザインセンターでは、資源を循環させるサーキュラーエコノミーと、そうしたエコノミーを人のつながりで支えるサーキュラーソサエティの実現に挑戦しています。

20世紀において、人類は未曾有の経済発展をとげましたが、その牽引役は、作って、使っては捨てる、大量生産、大量消費、大量廃棄のリニアな(直線型の)経済システムでした。こうした経済システムが、GHGの排出を通じて気候変動を招き、プラネタリー・バウンダリーの限界を超える結果を招いていることは明らかです。サーキュラーな(循環型の)経済システムは、この課題を乗り越え、人類の持続可能性を担保するうえで不可欠な挑戦です。そのためには、廃棄物をゼロにする仕組みを構築する、そのために商品やサービスの設計そのものを見直す、動脈産業と衝脈産業をデジタルやITで結合させ新たなバリューチェーンを構築する、大量廃棄に慣れた消費者のマインドを変えるなど、様々な変革とイノベーションが求められます。そして、これらの取り組みは、経済システムの革命であるだけなく、人々の生活そのものの転換であり、コミュニティや社会のあり方の再構築の挑戦でもあるのです。

至善館の循環未来デザインセンターは、日本における、さらにはアジアにおけるサーキュラーエコノミーとサーキュラーソサエティの先導役です。この分野の第一人者が結集し、新たな経済社会システムの実現を担うサーキュラーリーダーを育成・支援するとともに、ビジネス、行政、市民セクターを跨いだクロスセクターでのエコシステムを構築し、サーキュラーイノベーションとその社会実装を支援する協働プラットフォームを構築・運営しています。

運営体制

センター長
加藤 佑 特命准教授

共同センター長
坂野 晶 特命准教授

アドバイザリーボード議長
野田由美子 特任教授

循環未来プラットフォーム

サーキュラー経済社会は、いち企業、いち団体、いち行政だけできるものではありません。そこには、ビジョンを共有する複数企業や業界あげての協働、さらには、企業、行政、市民などの各セクターの協力が不可欠です。循環未来デザインセンターが運営事務局となって組成しているサーキュラープラットフォームは、循環未来の社会実装にむけてのクロスセクターでの連合体です。日本にはすでに、官や金融機関主導で、同様のクロスセクターのプラットフォームがいくつか存在しますが、至善館のプラットフォームは、クロスセクターで循環未来の実現を牽引するサーキュラーリーダー育成を中核活動においている点で、大きく異なります。企業、行政、市民セクターから参加するリーダー候補が、至善館独自のリーダー育成プログラムでともに未来を展望するなかで、問題意識を共有し、自身の所属セクターや組織の利害をこえた信頼関係を醸成することで、自身の挑戦の仲間を得ることが意図されています。

また、このプラットフォームでは、ビジョンをかかげる首長や行政の幹部と協働しながら、サーキュラーシティの構築への挑戦を行っています。さらに、コンソーシアムのメンバによるサーキュラーイノベーションを進めんとするスタートアップの伴走支援(アクセレレーション)を実施することで、既存組織とスタートアップの協働を促進しています。

サーキュラーリーダープログラム

循環未来デザインセンターが中心となって運営するサーキュラーリーダープログラムは、広く全国の企業、行政、市民セクターから参加者が集い、自身が所属する組織を梃子に、クロスセクターの仲間と協働しながら、循環未来を実現するための行動計画とアクションプランを策定する実践型のリーダー育成プログラムです。プログラムは約4ヶ月にわたり、数回のオフサイトでの集合学習と、途中オンラインでのセッションから構成されています。

また、循環未来デザインセンターは、至善館のMBA科目「サーキュラーエコノミー:未来の事業・経済・社会を構想する」を設計し提供しています。こちらは、日英の二言語のコースがあり、2ヶ月間に7回のセッションから構成されており、サーキュラーエコノミーの全体像から、サーキュラーエコノミーの実現に求められるビジネスモデル、商品やサービスの設計、変革のイネイブラーとしての金融とデジタル技術の活用などを概観いただけるものです。こちらは、あくまで至善館の経営修士号プログラムの一環であり、プログラム受講生が参加者の大半ですが、一部、循環型の未来の実現に向けたイノベーションに取り組む実務家を特別科目受講生として受け入れ、社会に開かれた学びと社会実践を促す場としても運営しています。

至善館のMBA科目は、日英の両言語で別々に開催されていますが、本科目の英語クラスは、至善館の受講生に加え、アジアにおける至善館のパートナー校からの学生がオンラインで参加をします。循環未来の実現は、人類共通のテーマであり、英語コースでは、マレーシア、シンガポール、インドネシア、香港などから、参加者がそれぞれの地域における課題と挑戦を持ち寄り、先端事例を共有しながら、学びを場を作っています。

循環未来フォーラム

こうしたサーキュラーリーダーの育成・支援プログラムに加え、センターでは、定期的に、サーキュラー・フォーラムを開催しています。これまでのフォーラムでは、EU在日代表部のご協力を得て、サーキュラーエコノミーの先進地域である欧州での現在進行系の挑戦をとりあげきました。今後も、世界各地から循環モデルの最先端に取り組む識者・実務家を招き、対話の場を設けていきます。

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