
「信念を持ってやれば、必ず誰かが見ている。9割に反対されても現場へ飛び込み、損得より善悪を大切に、組織の常識を変えていく。」
2026年1月29日(木)、至善館のMBAプログラムの一環である「リーダーシップ・ナイト*」を開催しました。本セッションは、変革を牽引するリーダーをゲストに迎え、その人生の旅路やリーダーシップの真髄に迫る対話型講義です。
今回のゲストには、プライム プラネット エナジー&ソリューションズ株式会社(PPES)代表取締役社長の好田博昭氏をお迎えしました。
好田氏は、トヨタ自動車でのキャリアを経て、現在はトヨタとパナソニックの合弁による車載用電池事業を担う企業のトップとして、グローバル競争の最前線に立たれています。講演で語られたのは、華やかな成功譚ではなく、日本の技術力を世界で勝てるビジネスへと昇華させるべく、組織の枠や前例を超えて、泥臭く挑み続けてきたリーダーの生き様でした。
特に印象的だったのは、キーメッセージにもある「判断軸」の話でした。好田氏は常に、周囲の9割が反対する中でも、「日本の産業にとって何が善か」という基準で行動を選択されました。社内の「忖度」や短期的な「損得」ではなく、社会や未来にとっての「善悪」を問い、自ら現場へ足を運んで対話を重ねる。その一貫した姿勢が、当初はバラバラだった社員たちの心を一つにし、新たな組織文化を醸成する原動力となったそうです。
「信念を持ってやれば、必ず誰かが見ている。結果が出るには3年はかかるが、諦めずに種をまき続けることが大切だ」。好田氏の実感のこもった言葉は、組織の中で孤立を恐れず変革を目指す学生たちの背中を強く押しました。
質疑応答では、社内外に味方を作る極意や、逆境におけるマインドセットについて本音の対話が繰り広げられ、自らの「リーダーシップの旅」を一歩踏み出すための勇気を得る一夜となりました。


*「リーダーシップ・ナイト」とは
至善館の正式科目「リーダーシップの旅を展望する」の一環として、毎月1回、日本語セッションと英語セッションを一部外部にも開放して実施しています。各界の第一線で活躍するリーダーをゲストに招き、その方々のリーダーシップ・ジャーニーを伺うことで、参加者が自身の未来を展望し、自らのリーダーシップの旅を見つめ直す機会としています。至善館の学生にとっては、潜在的なロールモデルやサポーターとなりうる実践者(挑戦者)との出会いの場にもなっています。