リベラルアーツセンター

混迷の時代において、未来を構想する知を涵養する

人類はいま、大きな歴史の岐路にたっています。西洋発の市民革命以降、人権を基盤にしながら発展してきた政治・経済・社会システムが、グローバリゼーションのなかでの格差の拡大や共同体の崩壊のなかで、世界中で課題を噴出させています。二回の世界大戦をへて生まれた国際協調体制も、ポピュリズムと自国ファースト主義の台頭、大国による覇権競争の激化のなかで、大きな軋みを立てています。グローバルサウスが牽引する経済成長は、南北格差を縮めると同時に、世界規模での経済拡大による限られた資源の争奪を加速させ、また、地球環境に大きな負担を生み出しています。さらには、生成AI、量子コンピューティング、ライフサイエンスなどを筆頭とする科学技術イノベーションの急速な進展は、未曾有の便益をもたらすとともに、私たちの生活世界を急激に塗り替え、人間のあり方そのものに大きな挑戦をもたらしています。

こうした大きな転換点において、未来を構想し、実現せんとするリーダーにとって、不可欠な土台となるのがリベラルアーツであると至善館は考えます。不確実性と混迷の時代において未来を見通すにあたって、これまでビジネススクールが蓄積してきたハウツー的な知識やフレームワークは、私たちに十分な指針をあたえてくれません。人間が作り出してきた世界(政治、経済、社会システム)の基本理念と構造を深く理解したうえで、世界を動かす変化のドライバーを認識したうえでそのインパクトを洞察し、光と影にどう向き合うかを見極める必要があります。人類がこれまで培ってきた宗教、哲学、文化が、歴史のなかでどう育まれ、世界の多様性をどう規定してきたのか、そしてこれからの未来をどう形作っていくのか。そもそも人間とは何なのか。動物やアルゴリズムとは何が異なるのか。そうした人間が欲する未来とは何なのか。これら一連の根源的・本質的な問いと向き合うために必要なのがリベラルアーツにほかなりません。

こうした問題意識のもと、リベラルアーツセンターでは、哲学、人類学、生物学、脳科学、社会学、歴史学、文学、比較文化学、宇宙物理学など、様々な分野の研究者・思想家とともに、10年後、20年後の未来に向けた知の探求を行うとともに、同時に、現役の経営リーダー、また、次世代の経営リーダーたらんとする人々との対話の場を創出し、そこから生み出された知を社会に発信し、啓発活動を行っていきます。

運営体制

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共同センター長
橋爪大三郎 特命教授

Seiichi Kondo

副センター長
近藤誠一 特別招聘教授
元文化庁長官・外交官
元ユネスコ大使

 

リベラルアーツサロン

経営トップ、起業家、社会リーダーが月一回集まり、哲学・宗教学・歴史・生命科学・宇宙物理学・人類学・比較文化論・心理学など様々なアングルから、「人間存在」「人類の未来」に向き合う場として、リベラルアーツサロンを開催しています。塾長と共同塾長は、近藤誠一特別招聘教授(元文化庁長官)と鈴木寛特別招聘教授(東京大学教授、元文部科学省副大臣)が努めています。ゴーギャンの絵画のタイトルである「われわれはどこから来たのか/何者か/どこへ行くのか?」という問いを巡り、議論を深めながら、自身の哲学・価値観を磨きます。サロン自体は、メンバーシップによるクローズドな運営ですが、毎回のサロンのエッセンスは、近藤誠一氏による「慧眼との対話」として、広くウェブで公開しています。

評議員:鈴木寛-200x200

共同議長
鈴木寛 特別招聘教授

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案内人
宮台真司 特任教授

リベラルアーツ・クラブ

リベラルアーツをテーマに対話を行うオープンな場がリベラルアーツ・クラブです。橋爪大三郎特命教授がホストとして、リベラルアーツの様々なテーマを取り上げ、対話を行なっています。至善館の学生・卒業生のみならず、リベラルアーツに興味・関心があればどなたでも参加いただける場として運営しています。また、リベラルアーツ関連の書籍を読み、それを巡った対話を行う、ブッククラブもあわせて開催しています。

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AIと人間の未来フォーラム

生成AIの急激な発展は、AIエージェントや、フィジカルAIの普及とともに、経済や企業活動のみならず、政治や社会のあり方を塗り替えつつあります。また、人の上昇収集処理、認知判断能力をはるかに超えるAIの存在は、そもそも人間とは何か、人間にできること、求められるとは何かという根源的な問いを私たちになげかけます。

至善館では、各界のパイオニアとの対談を交えながら、AIと人間の未来フォーラムを定期開催し、この現在進行系の問いに向き合っています。

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