至善館は1月25日、「Shizenkan Insights Series」の第1弾として、オンラインイベント「The Mindset and Impact of Leveraging Technology towards Solving Social Issues in Japan and Africa」を開催しました。ゲストスピーカーとして、プレトリア大学の長尾 眞文教授、日本国際開発センター研究顧問、Zen ConsortiumのCEOでアフリカ商工会議所顧問のJovi Chen氏が登壇しました。
長尾教授はスピーチの中で、「アフリカに対する世界的な認識が変化する中で、アジア諸国のアフリカとの関係強化への関心が高まっている。持続可能なパートナーシップを確立するためには、アフリカの若い世代にアプローチすることが不可欠です。」と強調しました。また、長尾教授は、アフリカの若手起業家に焦点を当てた、アジアとアフリカをつなぐ教育イニシアティブのいくつかを紹介しました。
アフリカの社会起業家へのコンサルティングや資金提供、テクノロジー支援を行うプラットフォームZen ConsortiumのJovi Chen氏は、テクノロジーを導入することでアフリカの農村部にソーシャル・インパクトを生み出し、インフラの欠如した地域に新たな機会を見出した経験を紹介しました。
至善館副学長の長尾 俊介准教授の司会のもと、スピーカーとの活発なディスカッションと質疑応答が行われました。言語の壁とその乗り越え方、アフリカの若者がアジアに目を向けるべき理由、アフリカの学生がアジア、特に日本で学ぶ機会などについて意見が交わされました。
本イベントは、文部科学省の委託事業である「Study in Japan for Africa」イニシアティブとの連携により開催され、大門 碧氏にご尽力いただきました。