至善館 副学長就任のお知らせ: 枝廣 淳子 教授、ナリン・アドバニ 特任教授
2025年08月01日
プレスリリース
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至善館では、2025年8月より、枝廣 淳子教授とナリン・アドバニ特任教授が、新たに副学長として就任いたします。

 

2人の副学長就任に際して、野田智義 学長兼理事長は、「枝廣教授は、至善館の開学当初より本学の教育に深く携わってくださり、これまで複数の科目をご担当いただくなど、継続的かつ多大なるご貢献をいただいております。環境活動家としてのご高名に加え、豊富な著作を通じて社会に広く発信を続けてこられたそのご経験、そして何より、そのお人柄が至善館の理念と深く共鳴しており、副学長としてまさに適任であると確信しております。
また、アドバニ特任教授は、AI分野に関する授業をご担当いただいており、テクノロジー領域における豊富な実務経験と国際的なネットワークを有しておられます。現在、至善館は第三の創業期を迎え、インドをはじめとするアジア地域との連携を一層強化し、Pan-Asianな大学への進化を目指しています。アドバニ特任教授には、そうした本学のグローバル戦略を力強く牽引いただけるものと期待しております。」と述べています。

 

「このたび、大学院大学至善館の副学長を拝命いたしました。四半世紀にわたって環境問題やサステナビリティの問題に取り組む中で、地球と社会と人間を大事にする経済への転換が不可避であると思うに到り、至善館の設立当初から教鞭を執ってきました。気候変動をはじめ、私たちの活動が地球の限界を超えており、混迷を極める先行きの見えない時代に、至善館の掲げる理念と実践が今こそ必要とされていると信じています。
私はこれまで、システム思考や持続可能性、東洋思想、ゼミ指導などを通して、次世代のリーダーたる学生たちの成長と社会的価値の創出に心を砕いてきました。今後は副学長として、担当科目を超えて、学生、教職員、卒業生、地域、社会との共創を通じ、至善館がさらに開かれた学びと挑戦の場となるよう尽力いたします。皆様のご指導とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。」

枝廣淳子

 

 

「このたび、大学院大学至善館の副学長を拝命いたしました。至善館にはこれまでも特任教授として関わり、テクノロジーと人間社会の関係をテーマに授業を担当してきました。日々の対話を通じて、学生の皆さんの探究心の深さや、物事を多面的に捉える力に触れる中で、私自身も多くの気付きをいただいています。
これからの時代に求められるリーダー像は、従来の枠組みにとらわれない柔軟さと、異なる価値観をつなぐ力、そして変化を前向きに受け入れる姿勢だと感じています。日本とアジア、そして世界をつなぐ学びの場として、至善館がさらに進化していく過程に、少しでも貢献できればと願っています。引き続き、皆様との対話と共創を大切にしながら、努めてまいります。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。」

ナリン・アドバニ

 

 

枝廣 淳子(Junko Edahiro) 教授
東京大学大学院教育心理学専攻修士課程修了。環境・エネルギー分野を中心に、講演、執筆、翻訳、コンサルティングなど幅広く活動。アル・ゴア著『不都合な真実』をはじめとする多数の翻訳書や著書を通じて、持続可能な社会に向けた行動変容を促す情報発信を行っている。システム思考やシナリオプランニングを活用したファシリテーションにも長け、企業・自治体における合意形成や地方創生に携わる。株式会社未来創造部代表取締役、有限会社イーズ代表取締役、幸せ経済社会研究所所長、有限会社チェンジ・エージェント会長、NPO法人ブルーカーボン・ネットワーク 理事長。
ナリン・アドバニ(Nalin Advani) 特任教授
WindRiver、eSOL、Barco、GreyOrangeなどのテクノロジー企業でリーダーシップと投資の両面で活躍し、ポートフォリオからは2社が上場。現在はBIPROGY株式会社の社外取締役を務める。横浜生まれ。シンガポール国立大学と米国UCLAアンダーソン経営大学院にて経営学修士号を取得。TiE Japan創業メンバー、横浜インドセンター代表理事、草月流いけばな実践者としても知られる。

 

 

 

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