インパクトを生み出す情熱が交錯する空間
Medical IMPACT NIGHT
ゲストスピーカー:孫 大輔氏(鳥取大学医学部地域医療学講座 准教授)
医療・介護・福祉を取り巻く環境は、人口構造の変化とともに急速に厳しさを増しています。高齢人口の増加によって需要は高まり続ける一方、医師・看護師・介護士といった担い手は、働き方改革や賃金上昇の遅れなどを背景に、特に地方を中心に不足が深刻化しています。さらに、施設経営の赤字化や医療法人の倒産、不祥事によるガバナンス不信など、制度や仕組みの面からも大きな課題が浮き彫りになっています。
こうした状況を前に、私たちは「Medical Impact Night」と題した対話の場をスタートします。
Impact Nightは、至善館インパクトエコノミーセンターが主催となり、インパクトビジネスの創設者やエコシステム形成者との対話をきっかけに、セクターや領域を超えた知見と情熱が交錯する空間を生み出すことを目的とした対話型セッションとしてセミクローズドに開催されてきました。
”Medical Impact Night”は、Impact Nightの系譜を受け継ぎ開催されるものです。社会が抱える医療の課題に直接アプローチし、インパクトを生み出したいと真剣に考える人たちの集いとするため、”Medical Impact Night”は、一般公開イベントとして開催いたします。医療・介護・福祉の分野で新しい挑戦を続ける実践者をお迎えし、参加者の皆さんと共に知見を交わし合うことで、次の一歩を考える時間にしたいと考えています。
第1回のゲストは、鳥取大学医学部の孫大輔先生です。家庭医療専門医として地域に根ざした診療や住民との対話、医療者によるアウトリーチ活動に取り組む一方、映画監督として医療を題材にした作品を世に送り出すなど、多彩なフィールドで活動を広げられています。当日は、孫先生の実践や想いを出発点に、参加者と共に「地域における医療と福祉の未来」を考える時間をつくります。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
- ゲスト
- 孫 大輔氏(鳥取大学医学部地域医療学講座 准教授)
2000年東京大学医学部卒。腎臓内科、総合診療・家庭医療を専門として勤務した後、2012年よ
り東京大学・医学教育国際研究センター講師。2020年4月より鳥取大学医学部地域医療学講座
所属。現在、地域医療に従事しながら学生・専攻医の教育にも携わる。これまで医療をテーマとし
た短編映画を3本制作した経験がある。著書に『対話する医療―人間全体を診て癒すために』(さ
くら舎, 2018年)、『臨床と宗教―死に臨む患者へのスピリチュアルケア』(南山堂, 2023年)、『ダ
イアローグ〈対話〉のはじめかた:医療・福祉にかかわる人のための対話哲学レッスン』(医歯薬出
版, 2024年)など。
日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医、日本専門医機構 総合診療専門医、日本医学教
育学会 医学教育専門家 - 案内人
- 鵜尾 雅隆 (至善館副学長・インパクトエコノミーセンター長)
JICA、外務省、米国NPOなどを経て認定NPO法人日本ファンドレイジング協会代表理事、GSG (Global Steering Group for Impact Investment)日本副委員長、Asian Venture Philanthropy Network(AVPN)Japan Country Advisorなどを務める。 - 共同案内人
今野 健一郎 (至善館2025年修了|株式会社Carus Holdings Founder/代表医師)
東北大学医学部卒業後、沖縄県立中部病院、聖路加国際病院などを経て、医療介護施設経営グループを創業。現在同社にて経営及び臨床に従事。大学院大学至善館経営学修士課程修了。聖路加国際大学大学院公衆衛生学修士課程在籍。
概要
- 開催日:2025年11月6日(木) 19:00~21:00(開場18:30)
- 場所:大学院大学至善館(東京都中央区日本橋2丁目5-1 髙島屋三井ビルディング17階)Googleマップで見る
- 参加費:3,000円
※現金もしくはAirペイ(各種クレジットカード、交通系電子マネー、iD、QUICPay、Apple Pay)でお支払いいただけます
※受付で名刺をご提出いただきます。 - その他:サロン調でゆったりと交流しながら参加・対話いただくため、簡単な食べ物、飲み物をご用意いたします。
- お問い合わせ先:至善館インパクトエコノミーセンター事務局
Email: info@shizenkan.ac.jp(@を半角にして送信ください)