12月15日(木)オンラインにて、岩嵜博論特任准教授による体験授業「デザイン思考とは何か?」が開催されました。新型コロナウイルスをはじめ、人類は、これまで以上に複雑で多様な問題に直面しています。このような解決が難しい様々な問題に対して、課題の特定と解決策をクリエイティブに模索する学問として「デザイン思考」が紹介されました。体験授業の中では、アメリカの「ピルパック」や日本の「やさいバス」などの事例を挙げながら、ユーザーエクスペリエンス、そしてその先にあるパーパスを、デザインがどのように経済的な価値に変換できるかについて紹介しました。
終盤の質疑応答では、デザイン思考の今後の方向性について参加者と議論が行われ、「AIの進化に伴い、人間の存在意義が問い直される」、「こんな未来があったらと願い、構想できるのは人間だけであり、デザイン思考はますます重要になる。」「FunやPlayが起点となり、感情や感性の重要性が高まる時代がやってくる。」と将来の展望が述べられました。
大学院大学至善館の本授業では、デザイン思考のコンセプトやメソッドはもちろん、三井不動産のスポンサーを受け、PBL(Project -Based Learning)※を通じて、サービスを形にする力、アイデアやコンセプトをアップデートしていくマインドセット、創造的なコラボレーションを進めるリーダーシップについて学びます。20世紀のパラダイムを超えて新たな価値を提供できる人材を目指しませんか。
※2020年度実績「まち歩きの魅力を高め、それを発信するデザイン」