「ポストコロナ時代の職場をデザインする:
オフィスとリモートの最適活用とは?」
講師:吉川 克彦(大学院大学至善館 准教授、副学長)
2022年2月7日(月)19:00〜20:30
私たちは、Covid-19の大流行の中で過去に例のない出来事をいくつも経験しました。最も重要なものの一つに、リモートワークの広範かつ急速な普及があります。
社会がいつ本当の意味で「ノーマル」に戻るかはわかりませんが、不確実な時代を生きる現代のリーダーにとっては、働き方の将来について考えることはとても重要です。
今後も、リモートワークを続けるべきなのでしょうか、それとも完全に放棄して「ノーマル」なオフィスワークスタイルに戻るべきなのでしょうか。リモートワークのプラスの面、マイナスの面は何でしょうか?リモートワークの経験を踏まえて、デザインしなおすとすれば?
このセッションでは、人と組織のマネジメントに関する研究、教育、コンサルティングの経験を豊富に持つ吉川克彦准教授が、組織行動研究の理論と知見を用いて、これらの疑問について議論します。この議論により、ワークパフォーマンス、心理的エンゲージメント、そして従業員のウェルフェアを考慮し、ポストコロナ時代のチームや職場をデザインするための視点を提供します。
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吉川 克彦
Katsuhiko Yoshikawa
大学院大学至善館にて准教授及び副学長を務める。研究分野は、グローバル化、デジタル化の影響を受けて変化する今日の組織における組織行動、人材マネジメント。Journal of Applied Psychology、Organization Studies, Journal of World Businessなど、世界的に有力な学術誌に研究論文を発表。また、Asia Pacific Journal of Management, Journal of International Human Resource Management等でレビュアーを務める。研究と教育の傍ら、多国籍企業に対して人と組織の課題に関するコンサルティングを提供、また、スタートアップ企業2社の顧問を務める。前職では、中国の上海交通大学の安泰経済与管理学院にて助理教授、リクルートにてコンサルティングディレクター、主任研究員などを務めた。京都大学経済学部卒、London School of Economics and Political Scienceにて経営学修士(Distinction)、経営学博士号取得。