「宗教で読み解く世界」
講師:橋爪 大三郎(大学院大学至善館 教授)
2022年3月7日(月)19:00〜20:30
至善館は、世界に先駆けて、宗教(そしてリベラルアーツ)をカリキュラムの軸としています。それは、歴史も文化も社会背景もまちまちな、多様性に満ちたこの人類社会を導くリーダーとして、宗教の素養が不可欠だからです。
宗教は、少なくとも日本社会では、あまり重要と思われていません。西欧世界でも、宗教の重要性は低下しつつあるようにみえます。けれども実際は、その反対です。イスラム世界はイスラム法を中心に動いています。インドでは,カーストがまだ社会の骨格です。現代中国は、儒教の影響なしに語れません。そして西欧近代の、社会制度やビジネスルールも、キリスト教のルーツと切り離して理解することはできないのです。
今回は、奥行きの深い宗教を、どうすれば理解できるのか、そのコツと方法をお話しします。ビジネスパーソンへのヒント満載の90分です。 |
19:00 – 19:10 至善館の学校紹介、講師紹介
19:10 – 20:00 橋爪 大三郎 教授 「宗教で読み解く世界」 講義
20:00 – 20:30 Q&A
20:30 – 21:00 学校説明会(希望者のみ)
橋爪大三郎(大学院大学 至善館 教授)
1948年生まれ。社会学者。東京大学大学院博士課程単位取得退学。文筆業ののち、1989~2013年、東京工業大学に勤務。同名誉教授。著書に『はじめての構造主義』、『世界がわかる宗教社会学入門』、『丸山眞男の憂鬱』、『小林秀雄の悲哀』、『皇国日本とアメリカ大権』、『死の講義』、『中国vsアメリカ』など多数。