10月20日(月)MBA OPEN CLASS|東洋思想にみるリーダーシップ 入門
2025年08月28日
体験授業/学校紹介
印刷する

 

「東洋思想にみるリーダーシップ 入門」

講師:枝廣 淳子(大学院大学至善館 副学長・教授)

2025年10月20日 (月) 19:00〜20:30 

 

参加お申し込み

 

なぜ、東洋思想がリーダーシップ教育に必要なのでしょうか?

幕末の思想家・佐久間象山は、「東洋道徳、西洋芸」と言いました。ここでいう「芸」とは、アート、つまり、技術だと考えて良いでしょう。「西洋には技術はある。しかし、その技術を使いこなすための人間の心=道徳は東洋にある」という意味です。

 

これまで西洋近代思想が世界を席巻してきました。西洋近代思想の、要素還元主義、理性万能主義、計数至上主義、主体としての人間の理性と客体として対象となる存在を分ける二元論などが、グローバルガバナンスの機能不全を引き起こし、環境問題や様々な社会課題をつくりだし、人間と文明と地球のサステナビリティを危うくしているのではないでしょうか。

 

そのとき、様々なものを全体として捉え、主客一致、見えないものを見ながら、根本に還る東洋思想の果たすべき役割があるのではないか、と考えます。

 

中国古典を中心とする東洋思想は、かつては日本人の教養の根幹でした。江戸時代末期の人材養成機関であった藩校や2,000あったと言われる私塾で教えられていたのは、儒学を中心とする東洋思想でした。

 

人間とは何か。人間性とは何か。人としてあるべき姿とはどのようなものか。宇宙とは何か。宇宙はどうやって成り立っているのか。そういった問いを深く深く掘り下げ、自己修養を通じて、あるべき姿に近づいていこうという、生きた人間学・リーダーシップ育成論がここにあるのです。

 

このような問題意識を持っている方は、ぜひご参加ください。

 ・ 東洋思想とはどのようなもので、なぜリーダーに必要とされるのか?
 ・ 今、求められているリーダーシップとは?
 ・ 東洋思想の教える組織運営や人材登用の本質的なポイントとは?

 

大学院大学至善館は、西洋と東洋の橋渡しをし、西洋近代思想が行き詰まる現代において、持続可能で包摂的な未来を実現するための新たなリーダーシップ教育を発信しています。至善館のMBAプログラムには、東洋思想を学ぶクラスがあり、これまでの西洋のリーダーシップ教育にはない視点からリーダー育成に挑戦しています。

 

 

【当日のタイムライン】

19:00 至善館の概要の紹介
19:10 体験授業の講義
20:00 至善館卒業生との対話
20:15  Q&A
20:30 終了 

 

 

【講師】

 

枝廣 淳子
Junko Edahiro

有限会社イーズ代表取締役
株式会社未来創造部代表取締役社長
幸せ経済社会研究所所長
有限会社チェンジ・エージェント会長
NPO法人プルーカーボン・ネットワーク 理事長
一般社団法人ATAMIミライ共創機構 代表理事
東京大学大学院教育心理学再攻修士課程修了

『不都合な真実』(アル・ゴア氏著)の翻訳をはじめ、主に環境問題やサステナビリティにかかわる講演、執筆、セミナー等の活動を通じて、地球環境の現状や国内外の動きを発信。また、意志ある未来を描く地域や組織において、システム思考や対話を
通じたファシリテーターや場づくりを数多く務める。熱海をフィールドに、全国・世界とつながりをつくりつつ、変化の担い手を育み、しなやかに強く、持続可能で幸せな未来の共創をめざしている。
著書に『地元経済を創りなおす―分析・診断・対策』『好循環のまちづくり!』『ブルーカーボンとは何か』『農業が温暖化を解決する!』(岩波書店)、『ぶれない軸をつくる東洋思想の力』(光文社新書)、『答えを急がない勇気 ネガティブ・ケイパビリティのススメ』(イースト・プレス)ほか多数。

 

参加お申し込み

 

 

 

 

  • share:

page top

page top