科目等履修生の募集開始【ソーシャル・インパクトの創出】
2025年09月05日
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このたび、大学院大学至善館では以下の科目において、科目等履修生*の募集を開始いたしました。

 

ソーシャル・インパクトの創出

 

【募集コースの概要】

本科目では、社会イノベーションを生み出す事業や組織を構想し、実践する能力を身に着けることを目指す。資本主義社会の未来の形の変化が語られる中、変化を生み出すリーダーとして、社会イノベーションを生み出す発想や能力を身に着 けることがますます重要となっている。社会課題解決の主体は多岐にわたる。さまざまな企業が財務インパクトと社会的インパクトを両立させ、さらには従業員や周囲のステークホルダーのウェルビーイングを高める「3 つのインパクトの追求」に挑戦している(本科目では、こうしたビジネスモデルを「インパクトビジ ネス」と呼ぶ)。一方、社会課題の解決においては、NPO をはじめとしたソーシャルセクター、行政機関からなるパブリックセクターもまた、重要な役割を担って いる。こうした多様なアクターについて、その本質的特徴を理解するとともに、多様な実践事例を分析し、あらゆる立場で社会にインパクトを生み出す事業を創 出し、ファシリテートする能力を高めることが本科目の目的である。

 

参加者には、本コースを通じて、「社会的インパクトとは何か」「社会的インパ クトを生み出す上でのビジネス、ソーシャル、パブリックセクターそれぞれが持 つ特性とはどのようなものか」「自分自身がリーダーとして、社会インパクトの 創出にどのように取り組むのか」といった問いに向き合うことを期待する。

 

募集要項をダウンロード

 

 

【担当ファカルティ】

 

鵜尾 雅隆  教授
至善館インパクトエコノミーセンター長
Stanford Social Innovation Review Japan編集長
日本ファンドレイジング協会代表理事
至善館副学長兼教授。至善館インパクトエコノミーセンター所長も務める。専門領域は社会的インパクトの創出と評価、インパクトビジネスやNPO、フィランソロピー、ファンドレイジング、国際協力など。JICA、外務省、米国NPOなどを経て2008年日本初のNPO・ソーシャルビジネス専門の戦略コンサルティング企業(株)ファンドレックス創業、2009年日本ファンドレイジング協会を創設。課題解決先進国の実現に向けて、寄付やインパクト投資などの民間資金による課題解決を促進している。
上山 信一  特命教授
ZEN大学副学長、慶応義塾大学名誉教授
京都大学法学部卒業後、旧運輸省(現国交省)、プリンストン大学大学院(公共経営学修士)、マッキンゼー(共同経営者)、米ジョージタウン大学研究教授、慶応義塾大学総合政策学部教授等を経て慶應義塾大学名誉教授。国交省政策評価会座長、大阪府・大阪市特別顧問、愛知県政策顧問、堺市戦略アドバイザーを兼務。アドバンテッジパートナーズ顧問、(株)平和堂社外取締役、(株)スターフライヤー社外取締役。日本行政学会・日本公共政策学会・ビジネスモデル学会理事等を歴任。
工藤 七子. 特任准教授
一般財団法人社会変革推進財団 (SIIF) 常務理事
大学卒業後、日系大手総合商社勤務を経てアメリカの大学院で国際開発学の修士号を取得。大学院在学中、インパクト投資ファンドのパキスタン事務所でのインターンに参加。帰国した 2011 年より、日本財団へ入会し、日本ベンチャーフィランソロピー基金、ソーシャルインパクトボンド事業、GSG国内諮問委員会など様々なプロジェクトに携わる。2017年4月に日本財団からスピンアウトする形でSIIFを設立し常務理事に就任、インパクト投資や社会起業家支援など事業全般の企画・推進を統括。
田淵 良敬  特任准教授
株式会社Zebras and Company 共同創業者 / 代表取締役
日商岩井株式会社(現双日)を退職後、LGT Venture Philanthropy(リヒテンシュタイン公爵家設立インパクト投資機関)、ソーシャル・インベストメント・パートナーズ、SIIF等で国内外のインパクト投資に従事。グローバルな経験・産学ネットワークから世界的な潮流目線での事業コンセプト化、経営支援、海外パートナー組成を得意とする。カルティエ・ウーマンズ・イニシアチブ東アジア地区審査員長

 

【募集内容】

対象科目:  ソーシャル・インパクトの創出
受講期間:  2025 年10 月31 日(金)~12 月19 日(金)
募集人数:  若干名
受講言語:  日本語
受講形態:  対面を中心に、一部オンラインで行う
募集締め切り:2025 年10 月10 日(金)12:00
取得単位:  2単位
選考期間:  2025 年10 月10 日(金)12:00 〜 17 日(金)(書類選考、面接選考)
受講費用:  230,000円(科目等履修生登録料 30,000円、授業料 200,000円

 

 

【過去の受講生の声】

 

普段のビジネスではなかなか触れることのない考え方に触れることで、新たな知見やインサイトを得ることができ、とても有意義でした。ゲストスピーカーをはじめ、単科生の方々の多くがインパクトビジネスの第一線で活躍されており、アカデミックな学びだけでなく、リアリティを持って授業に参加できた点も大変助けになりました。(Class of 2025)

 

 

ゲストスピーカーの皆様はいずれも多様で魅力的な実践者ばかりで、毎回多くの気づきをいただきましたことに感謝しています。お話の内容も非常に学びが多く、刺激を受けました。また、至善館学生以外の方と一緒に授業を受けることで、新鮮な体験ができ、人脈が広がったことも大きな収穫でした。(Class of 2025)

 

 

ソーシャルセクターにおける最新の流れや、現場で活躍されている第一線の方々から直接お話を伺えたことは、大変貴重な機会でした。単科受講生の方々と共に学び合う時間も新鮮で、新しい知見を得ることができました。(Class of 2025)

 

 

【クラス スケジュール】

Session 1 10 月31 日(金)18:30−21:45(至善館キャンパス) 社会のリバランスと3 つのセクター
Session 2 11 月7 日(金)18:30−21:45(至善館キャンパス) 社会課題の構造的理解
Session 3 11 月14 日(金)18:30−21:45(至善館キャンパス) NPO の多元的スケール戦略の本質
Session 4 11 月21 日(金)18:30−21:45(オンライン:Zoom) 公共政策とエリアイノベーションの本質
Session 5 11 月28 日(金)18:30−21:45(至善館キャンパス) インパクトビジネスの本質
Session 6 12 月5 日(金)18:30−21:45(至善館キャンパス) インパクトファイナンスとエコシステムの最前線
Session 7 12 月12 日(金)18:30−21:45(オンライン:Zoom) インパクトを生み出す基軸力:「共感性」の生み出す価値
Session 8 12 月19 日(金)18:30−21:45(至善館キャンパス) 自身の人生でのインパクトを考える

 

参加お申し込み

 

 

 

【今後募集を予定している科目履修対象コース】

 

科目名 言語 開講時期 案内時期
アントレプレナーシップと事業創造 日本語 2025年11月-12月 2025年9月
Entrepreneurship and Business Start-up 英語 2025年11月-12月 2025年9月
リーダーシップと交渉学 日本語 2026年1月-2月 2025年11月
Leadership and Negotiation 英語 2026年1月-2月 2025年11月
Global Management: Strategy, Organization and Leadership
英語 2026年1月-3月
2025年11月

 

*科目等履修生とは

科目等履修生制度は、至善館の専門職修士課程の開講科目の一部を、修士課程の履修生以外の方に科目単位で履修いただける制度です。履修を完了された方は単位を取得することができます。大学院入学前に先行して受講でき、入学時には卒業に必要な単位として認められます。

 

 

お問い合わせ
大学院大学至善館 事務局
住所: 〒103-6117 東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋三井ビルディング17F
電話: 03-6281-9011
E-mail:admissions-non-degree@shizenkan.ac.jp

 

 

 

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