塩川哲也教授による体験授業「グローバル戦略とM&A」が開催されました
2023年03月29日
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3月14日(火)と15(水)オンラインにて、塩川哲也教授による体験授業「グローバル戦略とM&A」が開催されました。

 

塩川教授は、「M&Aは報道されるその瞬間は脚光を浴びるが、その後の動向や成否についてはあまり語られない。グローバリゼーションが進む中で、M&Aをグローバル戦略の一つとして捉え、役割の変化を考察することが大事ではないか」と投げかけます。

 

体験授業では、「CAGE(Culture, Administraion, Geography, Economy)」や「I-Rフレームワーク(Integration- Responsiveness framework」といった分析手法や、M&Aの目的・メリットなどに加え、近年のM&Aの成功・失敗事例が紹介されました。M&Aの70〜90%が失敗に終わる中、「徹底したデューデリジェンスが成功の鍵を握る」と塩川教授。「選ばれる買収者にならないといけない。ポストコロナのM&Aはとりわけ、文化に関わる課題を特定したり、強いコミットメントが可能なインテグレーションリーダーとして、人格者をアサインすることが大事である」と自身の考えを示しました。

 

質疑応答では、「M&Aの成否はすぐにわかるものなのか?」といった質問が寄せられました。塩川教授は「システマティックに、冷徹に、Process-orientedで進めることが成功の秘訣である。まず、戦略を認識する。そして、その戦略に合うような買収相手をいくつか用意しておく。それらの企業を分析・比較し、順位づける。アプローチを決める。デューデリジェンスでリスクを排除していく。こうやって順を追っていくことで成功の確率が高まる。」と自身の経験を交えて回答しました。

 

大学院大学至善館では、全人格経営リーダーを育成しています。グローバルにビジネス環境が変化する中、各マーケットのローカルな文脈に寄り添いながら、地理的に分散した企業活動を統合していくリーダーが求められています。皆さんもぜひ、このようなグローバルで活躍するためのスキルを学べる至善館のカリキュラムを体験してみてください。

 

次回以降の開催イベント情報はこちら

 

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