八橋雄一教授による体験授業「戦略手法と戦略思考」が開催されました
2023年09月26日
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2023年9月11日(月)至善館キャンパス(東京 日本橋)にて、八橋雄一教授による体験授業「戦略手法と戦略思考」が行われました。変化の激しい現代においては、昨日通用したゲームのルール(パラダイム)が今日になれば変わり、過去と同じ戦い方では勝てなくなることも珍しくありません。企業はスピード感を持って新たなルールに則った勝ちパターンを確立する必要があると強調します。

 

加えて、八橋教授は「激動の時代には、思考のしなやかさが最善の戦略になる。」と言います。体験授業では、自分の思考の枠がいかに新しい発想を制限しているかを気づかせるような、クイズやエクササイズが紹介されました。また、ある業界で起こったパラダイムシフトの具体例から、これまで非常識と思われた発想が、アイデア次第で次第にスタンダードになっていくストーリーをなぞることで、自身の思考を疑うことの重要性について強調されました。

 

当日は、2023年6月に卒業した第4期生の丹野剛さんも参加し、至善館での学ぶことの意義について語りました。参加者からの「至善館に入学したことで、大きく揺さぶられたことは何か」との質問に対しては、「それまで自社の考え方に染まっていて気づけなかった、当たり前(だと思っていた)のパラダイムに気づけたこと。」と回答しました。

 

また、学業と仕事・家庭との両立に関する質問には、「授業がない土日のどちらかの日の半分をリフレッシュ、もう半分を勉強に当てる、始業前・終業後の時間を使って勉強するなど、なんとか時間を捻出していました。また、残業時間を調整してもらうなど同僚や上司の協力も不可欠です。ただ、最初の3ヶ月は大変ですが、それを乗り越えると軌道に乗ります。」とのアドバイスがありました。八橋教授も「至善館での2年間を通じて、タイムマネジメントを学ぶのも大事。仕事の優先順位をつければ、自分がやらなくても良いことがあることにも気づき、効率的になる。自分で全てをやろうとせずに、他者と協力するのもリーダーシップの一つの形だ。」と補足しました。

 

大学院大学至善館では、様々なバックグラウンドの学生とともに、現在あるパラダイムに囚われることなく、自分は今どのように考え、なぜそのように考えるに至ったのかを深く思考する機会があります。皆さんも自分を縛っているパラダイムから脱却し、戦略思考の第一歩を踏み出してみませんか。

 

次回以降の開催イベント情報はこちら

 

 

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